
積丹ブルーと北の果て宗谷岬へ─網走まで走り抜けた長距離運転と、陸別で見た“黄色いハンカチ”が夕張への道を照らした、考えさせられる8日間の旅。2025年5月24日〜31日の北海道車中泊の旅の模様をまとめました。
2025年5月の北海道車中泊の旅(Part12)
2025/05/24~31
【北海道#12-1】帯広の閉じゆく店で、鯖スモークと餃子とビールとビリー・ジョエル
2025年5月、北海道の旅が始まった。関西国際空港から新千歳へ、そして車を走らせて帯広へ。沙流ユーカラ街道、オッパイ山、日勝峠の濃霧──景色は移ろい、心も少しずつ旅の温度に馴染んでいく。その夜、訪れたのは、閉じゆく帯広の店。鯖スモークと餃子、ビール、そして流れていたのはビリー・ジョエル。旅の始まりにふさわしい、静かで深い一日だった。


【北海道#12-2】霧と温泉とWOWのたこ焼きとカツカレー、そして雨中の車中泊(帯広・南ふらの)
北海道車中泊旅行記、2日目は雨の帯広からスタート。地元の散髪屋で交流を楽しみ、650円の激安カツカレーを堪能。ワンコインで入れる「オベリベリ温泉」でリフレッシュした後、濃霧の狩勝峠を越えて「道の駅 南ふらの」へ。帯広のローカルな魅力が詰まった1日の記録です。


【北海道#12-3】神威岬で積丹ブルー─増毛の夕陽と風の中で車中泊(小樽・積丹・苫前)
2025年5月26日、北海道車中泊の旅。南ふらのを出発し、三段滝公園を経て積丹半島へ。神威岬では“積丹ブルー”の絶景を堪能。増毛町の雄冬野営場では、鉄のリングの中に沈む夕陽に出会い、浜益の温泉で体を温め、道の駅ふわっと苫前で車中泊。424kmを駆け抜けた一日を、美しい夕景が締めくくった。


【北海道#12-4】羽幌の風車、初山別の天文台、風の宗谷岬、枝幸のほたて、おこっぺの廃線車両宿舎、紋別の温泉、そして網走車中泊へ──疾走の470km旅
北海道車中泊旅行記(2025年5月27日)。道の駅苫前を出発し、絶景のオロロンラインを北上。日本最北端の宗谷岬に到達し、その後はオホーツク海沿いを南下します。ご当地グルメ「ほたてラーメン」を味わい、サロマ湖の美しい夕日を眺め、道の駅「流氷街道網走」までの走行距離470kmのドライブ旅です


【北海道#12-5】黄色いハンカチとオーロラタウン、快適ノマドの朝とおとふけ車中泊の夜(網走・陸別・帯広・音更)
北海道車中泊旅行記(2025年5月28日)。道の駅網走からスタートし、陸別の「オーロラタウン93」では電源付きデスクで快適にノマドワーク。幸せの黄色いハンカチのロケ地と知る。帯広へ戻り、名店「じんぎすかん北海道」の味を堪能。最後は音更町の「道の駅おとふけ」車中泊まで。仕事とグルメを満喫した1日のドライブ記録です。


【北海道#12-6】芽室の歴史、展望台、花畑牧場─中華と寿司とキャラメルと(芽室・中札内・帯広)
北海道車中泊旅行記(2025年5月29日)。道の駅おとふけから出発し、十勝初の自動ロウリュサウナを体験。新嵐山スカイパークからの絶景、念願の中華料理、花畑牧場のソフトクリームを堪能。帯広で回転寿司を楽しみ、道の駅十勝川ガーデンスパへ。十勝エリアの魅力を満喫した1日です。


【北海道#12-7】千年の森と展望台、最後の油そばと息子との初晩酌の夜(清水・帯広)
北海道・十勝での車中泊旅行記(2025年5月30日)。早朝の十勝川温泉からスタートし、「なつぞら」の舞台としても知られる清水円山展望台や美蔓パノラマパークからの絶景を巡ります。十勝千年の森では名物「ホエイサイダー」を味わい、帯広では閉店間際のラーメン店「火車」へ。夜は20歳になった息子と初めて晩酌を交わした、感動と出会いが詰まったドライブ旅の記録です。


【北海道#12-8】ノスタルジーを抜けた最終日、夕張の魂にふれた日(帯広・夕張)
2025年5月、北海道車中泊旅の最終日。帯広から日勝峠を越え、道の駅「樹海ロード日高」を経て夕張へ。「幸福の黄色いハンカチ思い出広場」「石炭博物館」などの観光地や、ご当地グルメ「カレーつけそば」をめぐるドライブ旅。けれど、美しい景色の向こうにある静かな現実に、ふと立ち止まり、考えさせられる場面もあった。夕張の歴史と今、その両方に触れた最終日の記録です。


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