最東端納沙布・知床・網走へ、グルメと温泉を満喫

納沙布岬~厚岸~羅臼~知床峠~知床五胡~道の駅流氷街道網走で車中泊

最東端納沙布・知床・網走へ、グルメと温泉を満喫

2025年秋の北海道車中泊の旅(Part8)
3日目:2024/10/09

本土最東端・納沙布岬で迎える特別な朝

根室の明治公園で4時に起床し、4時11分にセブンイレブンで軽く買い物を済ませ、まだ暗闇に包まれた道を納沙布岬へと向かう。早朝の移動は空気が澄んでいて、心地よい緊張感がある。

5時、ついに日本本土最東端・納沙布岬に到着。あたりはまだ薄暗く、静寂に包まれている。

早朝の納沙布岬

早朝の納沙布岬

根室市 本土最東端 納沙布岬

根室市 本土最東端 納沙布岬

根室十景 納沙布岬

根室十景 納沙布岬

北海道最東端 納沙布岬灯台

北海道最東端 納沙布岬灯台

納沙布岬 希望の鐘

納沙布岬 希望の鐘

北方領土返還祈念シンボル像「四島のかけ橋」と「祈りの火」

北方領土返還祈念シンボル像「四島のかけ橋」と「祈りの火」

北方領土返還祈念シンボル像「四島のかけ橋」と「祈りの火」(根室市公式サイト)

日本で一番早い朝日

日本で一番早い朝日

ここは日本で一番早く朝日が昇る場所。今まさに、地平線の彼方からゆっくりと夜が明けようとしている。

海の向こうには、かすかに歯舞諸島が見える。これまで地図でしか知らなかった島々が、目の前に広がる現実としてそこにある。その距離の近さに驚きながら、歴史の重みを感じる。

次第に東の空が朱色に染まり、雲の端が輝き出す。風は冷たいが、頬を打つたびに目が冴えてくる。やがて、水平線の向こうから黄金色の太陽が顔を出す。

「日本で一番早い朝日」

この瞬間を目に焼き付けるため、しばらく無言で見入る。太陽が昇るにつれ、海面がキラキラと輝き出し、納沙布の灯台もその姿をはっきりと浮かび上がらせる。広がる大海原、力強く昇る太陽、そして本土最東端に立っているという実感――どこか神聖な気持ちにさえなる。

せっかくここまで来たのだから…と、5時20分、日本最東端のトイレを体験(笑)。なんでも「日本一」と名のつく場所は訪れたくなるものだ。ちょっとした達成感を得る。

本土最東端のトイレ

本土最東端のトイレ

5時40分、名残惜しさを感じながら納沙布岬を後にする。だが、心の中には確かに、日本最東端の朝を迎えた感動が刻まれていた。

根室の道の駅と酪農展望台へ

6時41分に道の駅スワン44根室に到着

6時41分に道の駅スワン44根室に到着

根室十景 白鳥の風蓮湖

根室十景 白鳥の風蓮湖

5時40分に納沙布岬を出発し、6時41分に道の駅スワン44根室に到着。その先の根室十景 白鳥の風蓮子でも駐車。7時22分に茶内酪農展望台で休憩。ここから次の目的地である厚岸市グルメパークまでは約24km。

根室十景 白鳥の風蓮湖の景色

根室十景 白鳥の風蓮湖の景色

茶内酪農展望台

茶内酪農展望台

酪農展望台
国道44号線沿いの高台にある酪農展望台からは、美しく広がる緑の牧場風景を見ることができます。なだらかなスロープが流れるように続き、牛の群れが草をはみ、酪農王国「はまなか」の姿を描いています。(浜中町公式サイト引用
茶内酪農展望台からの景色

茶内酪農展望台からの景色

厚岸でノマドワークと牡蠣の誘惑

朝8時、厚岸グルメパークに到着。

厚岸グルメパークから海を見渡す

厚岸グルメパークから海を見渡す

 

8時、厚岸グルメパークに到着。ここでECサイトの送料のエクセル作業を進め、9時23分に配送個数のエクセルを送信。旅先でも仕事をこなすのがノマドワークの醍醐味。

厚岸グルメパーク

厚岸グルメパーク まだ観光客の気配はない。

ここでECサイトのややこしい送料をエクセルでせっせとまとめる。旅先でこんなことをやるのも妙な気分だが、まあこれがノマドワークというやつだ。

9時23分、配送個数のエクセルをプログラマに送信。これでひと仕事終わったぞ、と自分を納得させる。

ふと気づくと、鼻孔をくすぐる潮の香り。そうだ、厚岸といえば牡蠣じゃないか。

旅の醍醐味とはこういう地元の味にあり、ここで牡蠣を食わないなどという選択肢はありえない。

元祖 バケツ牡蠣 炭焼 炙屋

炭焼 炙屋

元祖 バケツ牡蠣
厚岸産牡蠣をバケツで蒸す豪快な酒蒸し。見た目も楽しい当店オリジナルメニュー。
Lサイズ7ヶ 2,500円
炭焼 炙屋

しかし、である。開店は11時。あと1時間30分もある。微妙すぎる。

「うーむ」

人は時として、重大な決断を迫られる。知床へ向かうか、牡蠣を食ってからにするか。

厚岸市グルメパークから海を見渡す

厚岸市グルメパークから海を見ながら考える。

知床五湖まではまだ距離があるし、天気もどうも怪しい。

ここで30分待って、ぷりっぷりの牡蠣を口に放り込んで「ふはぁ、うまい!」などとやってしまう。当たり前の選択だろう。

いや、待てよ。知床五湖の景色も捨てがたい。天気が悪くなったら台無しだ。牡蠣は逃げない。

「よし、知床に行くぞ」

(知床も逃げないけど)こうして、牡蠣の誘惑を振り切り、エンジンをかける。しかし、本当にこれでよかったのか。

ややこしい送料の計算よりもはるかに重要な決断を、今オレは誤ったのではないか――そんなことを考えながら、アクセルをゆっくり踏んだ。

海岸沿いを歩く

海岸沿いを少し歩く。ここで1時間で遊べてたら11時まで滞在していたのですが、、、。

知床五湖を目指してドライブ

道の駅 知床·らうす

道の駅 知床·らうす

9時50分、知床五湖へ向けて出発。途中、10時に143km走行後、9リットル給油。さらに、12時38分に羅臼手前で140km走行後、8リットル給油し、12時40分に道の駅 知床·らうすに立ち寄る。

知床峠と知床五湖の絶景

知床峠 石碑

知床峠 石碑

知床峠とハイゼットカーゴ(シロ)

知床峠とハイゼットカーゴ(シロ)

知床国立公園の説明

知床国立公園の説明

知床国立公園
知床国立公園 (609.89平方キロメートル)は知床半島に位置する広大な自然公園で、中央には知床連山があります。
先住民族であるアイヌの人たちはこの地域をシリエトク(「大地の突端」)と呼んでいます。
知床半島は、2005年にその豊かな生態系と生物多様性が評価され世界自然遺産に指定されました。
知床は多くのヒグマとシマフクロウの生息地となっています。冬にはオホーツク海に流れ込むロシアのアムール川から大量の流氷が知床沖にたどり着きます。
冬の間、海は大量の流氷で埋め尽くされており、強風と海流によって数多くの塊に砕けて、北海道の北岸にたどり着きます。
知床国立公園は、北半球における流氷の最南端地域の一つで、地元の複数の旅行会社が流氷クルーズを開催しています。
(説明引用)
知床峠からの絶景

知床峠からの絶景

知床峠の景色

知床峠の景気

知床峠からの景色

知床峠からの景色

知床峠からの景色

知床峠からの景色

13時10分、知床峠の駐車場に到着。ここからの景色はまさに絶景!天候にも恵まれ、北海道の大自然を堪能する。

知床五湖フィールドハウス

知床五湖フィールドハウス

展望台 高架木道の看板

展望台 高架木道の看板

13時40分、知床五湖フィールドハウスに到着。高架木道を散策しながら、世界遺産の壮大な景色をじっくり楽しむ。

知床世界自然遺産 知床国立公園

知床世界自然遺産 知床国立公園

高架木道

高架木道

知床五胡 一湖

知床五胡 一湖

知床五胡 一湖

知床五胡 一湖

知床国立公園 知床五胡 看板

知床国立公園 知床五胡

説明地図

説明地図

知床五胡 一湖

知床五胡 一湖

秘湯・岩尾別温泉「地の涯旅館」

秘湯・岩尾別温泉「地の涯旅館」

秘湯・岩尾別温泉「地の涯旅館」

岩尾別温泉「地の涯旅館」の看板

岩尾別温泉「地の涯旅館」の看板

岩尾別温泉「地の涯旅館」までの道中の川

岩尾別温泉「地の涯旅館」までの道中の川

岩尾別温泉「地の涯旅館」の前にいた鹿たち

岩尾別温泉「地の涯旅館」の前にいた鹿たち

羅臼岳 登山口の看板

羅臼岳 登山口の看板

14時43分、秘湯中の秘湯と名高い岩尾別温泉「地の涯旅館」へ。

日帰り入浴は1300円。タオルの貸し出しはなく、シャンプー・ソープ・髭剃りは完備。山奥の温泉で旅の疲れを癒し、温泉後に見る海岸線のマジックアワーが最高に美しかった。

海岸線でみた夕陽

海岸線でみた夫婦岩にはさまれる夕陽

海岸線でみた夕陽とハイゼットカーゴ(シロ)

網走で絶品グルメと地元の居酒屋巡り

17時39分、道の駅はなやか小清水で休憩し、18時10分に網走で140km走行後、9リットル給油。

道の駅 はなやか小清水

道の駅 はなやか小清水

道の駅 流氷街道網走

道の駅 流氷街道網走

18時16分、道の駅流氷街道網走に到着。18時40分、道の駅から15分ほどの郷土料理の店「蒸気船」へ。

網走の居酒屋「蒸気船」

網走の居酒屋「蒸気船」

網走の居酒屋「蒸気船」の突き出しとサッポロクラシックビール

さあ、始めます。

突き出し

突き出し

面前に並ぶ新鮮なカレイ

面前に並ぶ新鮮なカレイ

面前に並ぶ新鮮なサンマとアワビ

面前に並ぶ新鮮なサンマとアワビ

面前に並ぶ新鮮なイカとアワビ

面前に並ぶ新鮮なイカとアワビ

ほやの酢の物(左)、めふん(右)

ほやの酢の物(左)、めふん(右)

めふん(鮭の肝臓の醤油漬け)は初めていただく料理。

網走湖産シラウオの天ぷら メニュー

網走湖産シラウオの天ぷらを頼む

網走湖産シラウオの天ぷら

網走湖産シラウオの天ぷらは塩でいただく

刺身盛り合わせ

刺身盛り合わせ

その後、19時半に網走の隠れた名店「おふくろさん」へ。

おふくろさん

おふくろさん

のれんには店名はないが、よくみると街灯のところに看板がある。たしかに「おふくろさん」だ。

元「割烹こんの」のマスターが営む店で、味は間違いなし。しかも、とにかく安い!「網走で一番安い」と言っても過言ではないレベルで。

イカとカレイの煮物

イカとカレイの煮物

アジの刺身

アジの刺身

地元の常連客との会話も楽しみつつ、焼酎のお湯割りを3杯飲んで、余計なことを話す前に切り上げる(笑)。

20時半、セブンイレブンで翌日の朝食と夜食を調達し、車に戻って就寝。

ほな、また明日!

今回訪問したところ

明治公園

納沙布岬

道の駅 スワン44ねむろ

風蓮湖

茶内酪農展望台

道の駅 知床·らうす

知床峠

知床五湖フィールドハウス

秘境知床の宿 地の涯

道の駅 葉菜野花(はなやか)小清水

道の駅 流氷街道網走

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