Three Standard Coffee(帯広駅)~「大地」坂坦道~LAND~占冠SA~新千歳空港
北海道冬の旅最終日:LANDコワーキングスペース、無料で快適な仕事環境を発見!
2025年冬の北海道車中泊の旅(Part10)
5日目(最終日):2025/01/14 2時間16分:82km
いよいよ帰り支度
朝6時45分、目が覚めると同時にメールの山が襲いかかってきた。ノートPCを開いた瞬間、画面いっぱいに広がる未読メールの数々。
「なんやねんこれ、やること多すぎるやろ」と誰にともなくぼやく。世の中は待ってくれないのだ。
さて、帰る支度をしなければならない。半田ファームのチーズと柳月の三方六は西宮に持って帰りたい。
だが、そのままでは荷物が重すぎる。帯広の拠点に池田ワイン、N3B、そしてマイボトルを置いて軽量化を図る。
N3B──北国仕様のごっつい防寒ジャケット。関西で使う場面など、ほぼない。というか皆無に近い。
それでも十勝川温泉での-14℃の車中泊では大変お世話になった。「お前がいなかったら、たぶん凍えていたよ」と、心の中で感謝を述べつつ、北海道に置いていく決意をする。
そして、お世話になったマイボトル。これはただのボトルではない。日本地図のイラストと自分の愛車のアトレーワゴンがプリントされたオリジナルデザイン。
旅の相棒として全国を巡り、北海道でも毎朝、温かいコーヒーを注いでくれた。だが、次回の旅のために、ここに待機させておく。
こうして、持ち帰るものと置いていくものを整理しながら、帯広の朝は過ぎていった。

衝撃その1:豚丼ソフトの謎に迫る
11時55分、ニトリでへたったビーズクッション用に追加ビーズを2個購入。時間を調整して帯広駅へ向かう。
駅ナカの「Three Standard Coffee」という店頭に「帯広名物 豚丼ソフト」なるのぼりがあった。
豚丼ソフトが帯広名物なのか?帯広名物の豚丼のソフトなのか?いずれにしても気になりすぎて「豚丼ソフト」を試してみることにした。
スタッフさんにどんなソフト?と尋ねると、明るい笑顔で「食べたら、あっ豚丼だ!って思いますよ!」との答え。
期待と不安が入り混じる中、運ばれてきたのは可愛いカップに盛られたソフトクリーム。
最初の一口は甘辛いタレ風カラメルソースにやや戸惑いつつ、食べ進めていくと…
なんと底から米が!このギャップ、意外とクセになる。
この食感から最初はもち米か?と思ったが、聞いてみると普通の米だそうだ。
もう一度食べるかというと、、、1年後かな。

衝撃その2:あの野外彫刻、実は!
バスの時間まで少し余裕があったので、帯広駅周辺をぶらぶらと歩く。
駅前にはずっと気になっていた巨大な彫刻がある。正式な名前は『大地』というらしい。
これが実に迫力満点の造形で、よく見ると、筋肉の流れや躍動感が異様なほどにリアルだ。
調べてみると、なんと「クラーク像」の作者である坂坦道氏の作品だった。
帯広と十勝の開拓精神を表現したものだという。知らなかった。
今まで何度もこの前を通っていたのに、ちゃんと見ていなかったのだ。旅というのはこういう発見があるから面白い。


衝撃その3:LANDのコワーキングスペースが無料
14時15分、帯広駅北のコワーキングスペース「LAND」に移動。「昭和商学校Paletteから紹介されました」と入口を入ると、若い女性スタッフが受付をしてくれた。
キビキビした対応が気持ちよく、初めて訪れる場所でも居心地がいい。
受付のすぐ横にはコーヒーやドリンクが置かれており、缶コーヒーもコンビニなら140円するところがここでは100円という、ちょっとした嬉しいポイントもある。
私が利用料金を訪ねると、「名刺をいただけたら無料でお使いいただけます。冷蔵庫の飲み物は有料ですがご自由にどうぞ。飲み物を持ち込んでいただいても結構です」と案内してくれた。
なんで?でも、ありがたかった!深謝!
JR帯広駅北口から徒歩約2分の天光堂ビル1階に位置するスタートアップ支援スペースです。
夜のフライトと帰路での攻防
その後、15時のバスに乗り道の駅おとふけを経由し、新千歳空港へ向かう道中では吹雪が始まる。
これが北海道の冬旅の醍醐味かと思いながらも、「トマムあたりで吹雪くって、もはやお約束やな」と苦笑い。
18時10分、保安検査を通過し、作業に熱中。しかし、フライトが1時間遅れるという試練が。
せっかくなので仕事、仕事。
19時51分にようやく搭乗し、20時20分離陸。「海に眠るダイヤモンド」を観ながら空の旅を楽しむ。
22時32分、大阪に着陸。22時42分のバスに滑り込み、23時47分ハービスOSAKAに到着。
そして24時ちょうどの阪神電車にも間に合うという綱渡りのような移動劇。「こういうのがあるから荷物は預けたくないんよ」と再確認する瞬間。
旅は終わったが、また次の旅が待っている。
今回の十勝旅で学んだことは多い。-14℃の車中泊の厳しさ、帯広名物の意外な一面、そして新たな発見の数々。旅というのはこうして経験を積み重ねるものだ。
ほな、また次の旅路で!
今回訪問したところ
Three Standard Coffee
「大地」坂坦道
LAND
占冠 パーキングエリア (上り)





