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偶然の十勝スピートウェイ
新冠へ向かう朝、ふとした偶然が旅の行き先を変えた。
前後を彩るのは、赤や青、低い車高で唸るエンジン音――スポーツカーの軍団だ。道沿いに「十勝スピードウェイ入場ゲート」の看板を見つけた瞬間、すべてがつながる。

ほとんどの車がゲートへ吸い込まれていく中、当初は通り過ぎるつもりだった。
だが調べてみると、その日は「十勝夏祭り&HKS HIPER Meeting 第20回記念大会」の真っ最中。
偶然に背中を押され、ハンドルを切った。
エントリー車ではないけれど
7時35分、十勝スピードウェイ到着。

入場料は1,000円。駐車場は「一般」と「参加者」に分かれており、誘導員が「一般?エントリー?」と声をかけてくる。
――いやいや、14年落ちのハイゼットカーゴでエントリーは無理でしょう(笑)。迷わず「一般」で駐車。
会場の熱気と多様なマシンたち

痛車、チューニングカー、そして大学生の手作りマシンまで、ピットエリアはカラフルで賑やかだ。


北大工学部の学生チームは、なんとこの日のために10日間も合宿して準備をしてきたという。
11時半からのレースに臨む姿に、熱意が伝わってくる。
曇天のサーキットに響くエンジン音
一通り見て回り、マシンが走り出すまでの時間は車内でノマドワーク。

povoの活用術や旅先の橋記事(斜里新大橋・池田大橋)をアップ。
曇天の下、計測タワー横を疾走するマシンの音がスタンドに響き渡る。

観客席にはまだ余裕があるが、エンジン音はしっかりと胸を震わせた。
後ろ髪を引かれつつ
9時40分、仕事の残りもあり移動開始。
ゲートには、これから入場する長蛇の列――この後さらに熱を帯びる会場を想像しながら、十勝スピードウェイを後にした。
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