プロローグ:軽ワゴンの夏物語
「同じ軽自動車なのに、なんでこんなに燃費が違うの?」
そう思ったことはありませんか?実は私、アトレー(関西の街乗り専用)とハイゼットカーゴ(北海道の相棒)という、2台の軽ワゴンを使い分けているちょっと変わった人間でして…
今回は、この2台が織りなす燃費ドラマをお届けします。結論を先に言うてしまうと、ほぼ倍違うんです。嘘みたいでしょう?
第一章:アトレー関西編「クーラー地獄の街乗り戦士」
戦場の条件
アトレーワゴンン ターボ4WD
初年度登録:2011年9月1日
購入時の走行距離:100000km超
購入日:2024年6月7日
納車日:2024年6月26日
- 活動エリア:関西の市街地(信号だらけの迷宮)
- 必須装備:エアコン全開(生存のため)
- 戦績:8〜9 km/L
アトレーくん、見た目はカッコいいワゴンなんですが、実は重量級ファイター。快適装備てんこ盛りで車重がずっしり。しかも関西の夏といえば、あの「動く蒸し風呂」状態。
エアコンなしで走るのは、それはもう修行僧の領域です。
「信号待ち→エアコン全開→発進→また信号」
この無限ループで、燃料はジャブジャブと消えていきます。まるで喉の渇いた象のように…。
この工夫がなかったらもっと燃費が悪かったかも▼

第二章:ハイゼットカーゴ北海道編「涼風と共に駆ける商用車魂」
戦場の条件
ハイゼットカーゴ
初年度登録:2013年9月1日
購入時の走行距離:135000km超
購入日:2024年3月10日
納車日:2024年4月1日
- 活動エリア:北海道の郊外(信号?何それ美味しいの?)
- 秘密兵器:天然クーラー(北海道の夏)
- 戦績:15〜17 km/L
一方、ハイゼットカーゴはストイックな商用戦士。無駄な装備は一切なし、軽量ボディで勝負します。
そして何より、北海道の朝晩は夏でも神がかり的に涼しい。窓を開けて走れば、天然のエアコンが無料で楽しめます。

「まっすぐな道→巡航モード→たまに牛→また巡航」
この北海道あるあるな走り方で、ハイゼットカーゴは本領を発揮。まるで燃料を舐めているかのような優秀さです。
第三章:驚愕の対決結果
アトレー(関西の夏戦士):8〜9 km/L
ハイゼットカーゴ(北海道の風):15〜17 km/L
差はなんと約2倍!
同じ「軽ワゴン」でも、走る環境やエアコン使用の有無でここまで差が出るとは驚きです。
夏の燃費比較表
車種 | 活動エリア | 夏の燃費 | クーラー使用状況 |
---|---|---|---|
アトレー(街乗りワゴン) | 関西市街地 | 8〜9 km/L | 常時ON(必須) |
ハイゼットカーゴ(商用カーゴ) | 北海道郊外 | 15〜17 km/L | 最小限(涼風あり) |
第四章:この燃費差から学ぶ人生の教訓
実はこの結果、軽自動車選びの常識を覆すかもしれません。
「車種スペックで燃費を比較」するより、「どこでどう使うか」の方がよっぽど重要だったんです。
都市部の軽ワゴン使いへのアドバイス
- 燃費悪化は宿命だと割り切る
- その代わり快適性を存分に享受する
- 「燃費の数字」より「移動の快適さ」で幸福度を測る
郊外・地方の軽ワゴン使いへのエール
- あなたの軽自動車は本来のポテンシャルを発揮中
- 都市部の燃費自慢に惑わされる必要なし
- 堂々と巡航してください
エピローグ:2台持ちという「計算高い」解決策
私の場合、「関西の便利さ」と「北海道の燃費効率」をいいとこ取りできる2台体制。
実は毎月北海道に行く頻度で、関空から格安ピーチ(往復2万円前後!)を使っていたので、「フェリー代 vs 現地調達」をガチで計算してみたんです。すると…現地で中古車を安く仕入れる方がお得という結果に!
「車両運搬費を考えると、向こうで買った方がええやん!」
という、なんとも現実的な理由での2台持ちです(笑)。決して車好きの道楽ではありません(と奥さんには説明済み)。
これって、人生の選択肢みたいなものかも。一つの車(一つの選択)ですべてを完璧にしようとするより、状況に応じて使い分ける方が、実は合理的だったりして。
まあ、誰でも毎月北海道に行くわけやないですが、「環境に応じた期待値調整」は大切やなと実感しています。
森のフクロウ川柳
夏の街 クーラー唸りて 燃費泣く
北の風 軽も軽やか 財布笑う
二台持ち 贅沢言うなと 妻に怒らる
読者への問いかけ
あなたの軽ワゴンは夏場どのくらいの燃費が出ていますか?
もし北海道や地方で走った経験がある方は、ぜひ比較してみてください!
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