施設概要とチェックイン


15時半にクリオネキャンプ場にチェックインした。かわいらしい名前からは想像もつかない、まさにガチなライダーハウスである。ログハウスの管理棟が24時間使い放題の設備が整っている。今回はモバイルハウスに荷物を入れることになった。


斜里温泉湯元館での一風呂

16時に斜里温泉湯元館へ向かった。昔ながらの温泉で、湯がとにかく熱い。1人だけ入浴されていたが、入れ違いに出ていかれた。「2階のほうがもっと熱いらしい」と聞いたが、1階でも十分熱く、「2階はもうええわ」という気分だった。まさに映画「男はつらいよ」に出てきそうな昭和の風情ある温泉である。
ノマドワーク環境の素晴らしさ

16時15分にキャンプ場に戻り、冷蔵庫に飲食物を入れて洗濯機を回した。ログハウス管理棟のフリーWiFiを測定すると、下り44mbps、上り21.5mbpsという十分な速度が出ている。16時20分から仕事を開始。
喉が渇いたので網走アルチザンエールを飲みながら作業を進めた。洗濯が終わったが乾燥機はあと45分かかるため、濡れたアロハシャツを着て体温で乾かすことにした(笑)。17時30分には網走ゴールデンエールに切り替えた。

ここは併設のクリオネキッチンで17時から食事も飲みもできるため、事前に食べ物を買う必要がなかった。地元スーパー「みたに」に行って面白い発見もあり、「なんもなんも」も出てきたから結果オーライだった。

人々との出会いと交流
洗濯をしていると、先ほど温泉で会った人から「温泉で会った人ですよね?」と声をかけられた。「熱くてすぐ出ましたわ」と答えると、「2階はどんなけ熱いねん」という話で盛り上がった(笑)。
18時半にドラフトビールとにしんのキズシ、トマトで軽く食事を取った。18時50分、腕時計を温泉に忘れてきたことに気づき、急いで温泉に向かった。無人受付だったのでインターホンを押すと、昭和の旅館の風貌とは似つかわしくない若い女性が出てきて、無事に時計を見つけてくれた。
19時10分に仕事を再開。
管理棟の多様な人々

21時半頃、クリオネキッチンが閉店すると管理棟には実に様々な人々が集まってきた。
夜の管理棟は、人間模様の見本市だった。
- 会社を辞めて心に傷を抱える53歳ライダーと、54歳バツイチライダーの情報交換
- 鹿児島からバイクで来て、宿代を稼ぐためにバイトする若い看護師
- 神戸在住でインターナショナルスクールの数学教師をしているアメリカ人
- ビール缶を握りつぶしながらスマホを眺める男性
- 静かに洗濯機待ちをする人
- 一人晩酌を楽しむ人
そして、ビールとこんぶ焼酎を横に置き、パソコンを叩く自分もそこにいた。一番変なのは、もしかして俺?
北海道ノマドワークスペースとしての価値
この日は三石駅高校生カレンダー、道の駅みついしの記事もアップし、23時50分までに合計6記事をアップしていた。
ここは間違いなく「北海道ノマドワークスペースのベスト3」の一角に入る環境だ。バイカーに人気というのも頷けるが、ノマドワーカーにとっても素晴らしい環境である。食器も使えるし、ここを北海道の第二の拠点として考えてもありだと感じた。ここを基地にして知床、網走、稚内、根室へ行くことができる。ますます西から離れることになるが、それも悪くない。
クリオネキャンプ場は、その可愛らしい名前とは裏腹に、本格的なライダーハウスとしての機能を備えた素晴らしい施設だった。様々な背景を持つ旅人たちとの出会い、充実したワーク環境、そして何より人間味あふれる温かい雰囲気が、この場所を特別なものにしている。
関連リンク


おすすめ記事




