麦畑の記憶と共に訪れた午後

麦の収穫を終えた静かな大地を眺めながら、道の駅しかおいに到着した午後。木の温もりが残るローカルな駅舎には肉とジオの旗がはためき、鹿追の魅力が詰まった玄関口として迎えてくれる。
火山と氷河が刻んだ大地の物語がここから始まる、まさに「ジオの冒険」の起点だ。
特別な場所としての道の駅しかおい
鹿追の道の駅は、ただの立ち寄りスポットではない。徒歩圏内には、焼肉屋や煮込みジンギスカン、定食屋、居酒屋、そば屋、ラーメン屋、寿司屋、スナックといった十数軒の飲食店がそろっている。さらにコンビニまであるのだから、旅人にとっては本当にありがたい存在だ。
そして極めつけは、平山旅館で500円で入れるお風呂。食べて、飲んで、ひと風呂浴びて──そんな贅沢な時間を過ごせるのも、この場所ならでは。気づけば焼酎をキープして、また何度でも訪れたくなる。鹿追の道の駅は、休憩所を超えて旅人を惹きつける魅力を持っている。
十勝の歴史と文化が交差する拠点
道の駅しかおいは、2003年8月8日に開駅した北海道河東郡鹿追町の観光・文化の中核施設である。この道の駅は、明治35年から始まる鹿追町の開拓史を背景に、現代の観光ニーズと地域文化を融合させた特別な場所として位置づけられている。
アイヌ語から生まれた地名の歴史
鹿追という地名は、アイヌ語の「クテク・ウシ(柵を結び、弓を仕掛け、鹿を猟せし所)」を和訳したものに由来する。大正10年に音更村から分村し、昭和34年9月1日に町制施行された歴史を持つこの町は、開拓者精神と農業発展の歩みを現在まで受け継いでいる。
交通と産業の発展拠点
道の駅が立つ国道274号沿いは、かつて河西鉄道や北海道拓殖鉄道が走った交通の要衝だった。大正12年にビート輸送で始まった鉄道は、昭和43年まで地域産業の発展を支え続けた。現在の道の駅は、その歴史的な交通拠点としての役割を引き継いでいる。
文化と農業の現代的融合
平成16年4月の直売所オープンを経て、道の駅しかおいは「人と花、そして文化が交流し、また立ち寄りたい道の駅」として発展を続けている。隣接する神田日勝記念美術館との連携により、単なる休憩施設を超えた文化発信拠点としての独自性を確立している。
道の駅しかおい 基本情報
項目 | 詳細 |
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施設名 | 道の駅しかおい |
所在地 | 北海道河東郡鹿追町東町1丁目15番地 |
営業時間 | 9:00~19:00(季節により変動あり) |
休館日 | 年末年始 |
駐車場 | 普通車88台、大型車7台、身障者用2台 |
特徴 | 木の温もりを感じる建物、肉とジオをテーマにした道の駅 |
アクセス | 国道274号沿い、帯広市から約40km |
設備 | 物産館、レストラン、観光案内所、24時間トイレ |
周辺スポット
神田日勝記念美術館
32歳で夭折した農民画家・神田日勝の作品を展示。命の力強さと未完の馬の絵が胸を打つ、静かに生と向き合える美術館です。
福原記念美術館
鹿追の丘に佇むサロン風美術館。夏目漱石の直筆や地元作家の作品、高速Wi-Fiなど、静かに過ごしたい人に最適なスポット。
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