道の駅おとふけ〜鳳乃舞温泉〜帯広の拠点〜鹿追発祥の地〜食事処すぽっと〜道の駅しかおい〜大阪屋〜居酒屋二膳〜平山旅館〜スナック我が家〜びっくり寿司

2025年7月、猛暑の帯広から鹿追へ。冷水を求めて温泉と旅館、そして3度目の正直で出会えたジンギスカン。チョウザメとキャビアの夜、満天の星に包まれた一日を記録。
よければ、一緒に旅気分を味わってみてください。
40度の帯広を離れ、鹿追で星を見上げた
2025年夏の北海道車中泊の旅(Part14)
8日目:2025/07/24 運転時間:約1時間55分 走行距離:約55km
朝の道の駅で、空を見上げたくなる暑さ
快晴。5時15分起床。道の駅おとふけの空は、まさに「なつぞら」。虫もおらず、窓を開けて快適に眠れたのはありがたかった。


朝からひと仕事。車のフロントに張りついた虫たちの跡を拭き取る。これを怠ると、すぐにこびりついて落ちない。夏の北海道旅での日課だ。
帯広の予想最高気温は、まさかの40度。小学校は教室で終業式を「リモート」で行ったそう。
サウナは断念、でも湯と風はありがたい
6時10分、鳳乃舞温泉へ。40度、42度、43度、44度の風呂、電気風呂、そして人気のサウナがある。
けど、今日はサウナはパス。
ブヨに刺されたところが疼くので、40度の湯で体をほぐして、水風呂で鎮めた。
6時40分から洗濯スタート。フリーWi-Fiは爆速(下り408mbps/上り190mbps)。仕事には申し分なし。
表示速度の遅かったクライアントのECサイトの調査も片付いた。


灼熱の十勝川インフォメーションセンター
9時50分、温泉を後にする。移動中の十勝大橋。何度も通っているが停まったことがない。十勝大橋とインフォメーションセンターを撮影。すでに暑さとの戦いが始まっていた。
川辺と建物を撮影。この炎天下の中、河川敷でサッカーの練習をしている中年男性がいる。なにもこんな日に練習をせんどもと思いながら日陰を探して、撮影を続ける。


暑さも限界がきたので帯広の拠点に移動を開始。
帯広の拠点に避難。熱気をやり過ごす時間
10時45分にダイイチに車を停めた時点で、外気温は限界。
この日は潔く動かない。11時15分、帯広の拠点に帰還。
前回大量に作った冷凍おこわのおにぎりを解凍。虎杖浜のタラコとおにぎりを頬張り、ノンアルビールを流し込む。
この組み合わせが暑さに打ち勝つ。


鹿追の川と橋と、開拓の跡を訪ねる
13時40分、涼しくなってきた午後を狙って鹿追へ。
14時には平原大橋を北に渡る。14時40分には鹿追橋と然別川の案内板。春には桜がきれいなんやろなと思いながら、記録として撮影していく。
15時、念願だった鹿追発祥の地「クックガルデン」へ。
前から気になっていたけど、道の流れでいつも素通りしてた場所。今回は行けてよかった。旧駅逓の再現もされてて、興味深い。


旅人とライダーが集う、ひっそりした食堂で
15時半、カフェえんじゅが終了していたので、唯一開店していた「すぽっと」へ。
入ると、サビだらけのバイクで来た無骨なお兄さんが、水を注いでくれる。常連やろな。
豚丼とアイスコーヒーを注文。金髪の優しいお姉さんが作ってくれる。
店内には、旅の余白と時間が流れてた。
食後のアイスコーヒーを飲みながら、ノートパソコンを開きaboutページを更新。閉店の16時半まで作業をさせてもらう。。
静けさに戻った道の駅で、日陰とWi-Fiを味方に
道の駅しかおいへ。前回の連休の混雑が嘘のように静か。
芝生のテーブルは、虫も少なく、風が通る。この時間になると、ようやく涼しさを感じる。
Wi-Fi速度もなかなか。いろいろな環境を試したが、トイレ前のベンチが一番速かった。
「3度目の正直」で、ようやく出会えた味
17時半、「大阪屋」へ。前回・前々回ともに振られて、やっと開いていた。
しかも、店内に冷房がない猛暑日(笑)。
ビールが染みる。煮込みジンギスカンとホルモン。
一味とブラックペッパーで味を変えて、汗だくで食う。
横では、ご飯と味噌汁で食べてるおじさんも。酒じゃなくて、それもアリやなと思う。
テレビでは相撲、大の里と一山本の結びの1番が流れていた。
その後の6時のニュースによると、帯広は38.8度を記録、観測史上3番目の暑さだったようだ。
「二膳」で、心とスマホの充電を
18時7分、居酒屋「二膳」へ。カウンターだけかと思いきや、奥に個室がずらり。
モバイルオーダー、電源アリ、充電器も貸してもらえるという神対応。
納豆揚げと醤油バターコーンでハイボールをちびちび。
ニュースで紹介されていたシンガーソングライターのJunさんの特集に見入る。
地元のファミリー客が多くて、温かい空気が流れていた。
「平山旅館」の冷水シャワーで生き返る
暑さとアルコールのせいか、ブヨ刺されの痒みが再発。冷やしたい。
20時前、「平山旅館」の看板が目に入る。
山旅かと思ったら「平山」だった(笑)。
500円で日帰り入浴。水シャワーがありがたい。
館内は昔ながら。ロッカーなしの脱衣カゴだけなので注意。
風呂あがり、外に出たらスナック「我が家」が見えた。
スナック我が家で、消えた年金の話
入ってみると、70歳のダンディーなマスターがいた。
年金の未納問題、拓銀破綻の頃の話。
「通帳と給与明細があれば年金増えてたけど、もうないわな(笑)」と、笑ってた。
角ハイ2杯と、マスターのビールで3400円。
この町の「昭和の続き」が、ここにはあった。
チョウザメとキャビアと、びっくり寿司
21時14分、最後は「びっくり寿司」。
広い店内に吹き抜け、そして水槽にチョウザメ。
え?まじで?と聞いたら、10年かけてキャビアを取るために育ててきたそう。
ルイベの試食もさせてくれた。今年ついに収穫できたらしい。20gで14000円。
しかも、カナダのストニープレインと姉妹都市。留学制度や自然ランドの話など、地元愛がすごい。
飯だけでもOKで、カツカレーや天丼もあるらしい。
満天の星の下で深呼吸した夜
びっくり寿司を出て、夜の鹿追を散策。ラッキー食堂、福世館。
道の駅に戻ったのは22時20分。
冷たい水道で顔と腕を冷やし、最後にベンチに寝そべって星空を見た。
昨日までは「焼肉 丸吉」しか知らなかった鹿追やったけど、
今日はずいぶん仲良くなれた気がする。
また来るやろうな、この町。
ほな、また!
今回訪問したところ
道の駅おとふけ(なつぞらのふる里)
2022年に新移転オープンした道の駅。地元食材を使った飲食店やベーカリー、農産物直売所、土産ショップなどが充実。NHK連続テレビ小説「なつぞら」のロケセット再現エリアやピアノ、多目的スペース、EV充電設備・24時間トイレ・車中泊専用エリアも完備し、十勝観光のハブとして人気.
鳳乃舞温泉 音更
音更町の天然温泉施設。内湯・露天・サウナともに広く、源泉かけ流しで朝6時〜23:30まで営業。日帰り利用可で清潔な休憩スペースや食事処もあり、地元にも旅人にも愛されています.
十勝川インフォメーションセンター
帯広・十勝大橋のたもとにある無料の見学施設。治水や十勝川の自然、歴史をパネルやジオラマで学べます。3階の展望室からは日高山脈や河川敷が一望。サイクリングルートの休憩スポットとしても人気です。開館日・時間は季節変動あり。
鹿追発祥の地
町のシンボル的史跡。明治35年の入地を皮切りに大正10年4月町として独立し、開拓の歴史を刻む記念碑が設置されています。詳細案内あり、町歩きの小休止にもおすすめ.
食事処すぽっと(鹿追)
道の駅しかおい近隣、地元「とかち鹿追豚」のカツ丼やみそ焼き定食、野菜を活かした各種定食が評判。鹿追産卵「純卵」など、良質な地場食材がふんだんに使われています.
道の駅しかおい
然別湖の玄関口・鹿追町中心部の道の駅。観光案内、直売・土産コーナー、カフェ、Wi-Fi・電源席等、ワークや休憩にも最適。無料駐車場・トイレ24h・EV充電等も完備。
大阪屋(鹿追)
ジンギスカンや和食メニューが人気のローカル食堂。鹿追市街中心部、コスパ良好で地域住民にも親しまれています.
二善(鹿追)
ランチや居酒屋利用のできる地元食堂。定番の丼・定食から夜の一品料理まで、カウンターと個室席でくつろげるアットホームな雰囲気.
平山旅館(鹿追)
アットホームでリーズナブル、長期・ビジネス・観光に対応する鹿追の和風旅館。全16室、Wi-Fi・駐車場有り、帯広・然別湖・市街地観光の拠点にも便利.
スナック我が家(鹿追)
鹿追市街中心部、東町に立地する地域密着型スナック。明るく落ち着いた雰囲気で、地元住民や出張・旅人の一息にも。ダンディーなマスターが経営。〒081-0222 河東郡鹿追町東町1丁目21.
びっくり寿司(鹿追)
新鮮な魚介と地元素材を使った寿司や丼ぶり、一品メニューも豊富。特に蝶鮫(チョウザメ)料理が名物です。天ぷらや豚丼も提供、地元で長年愛される寿司店.
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