【北海道・十勝】一本木展望タワーと鹿追の夜、満天の星空とユーラシア大陸

鹿追から一本木展望タワーに向かう途中、畑と白い軽バン越しに昇る朝日

🚘 道の駅なかさつない〜一本木展望タワー〜岩内仙侠〜十勝エアポートスパそら〜ラーメンわ〜るど〜拠点〜鹿追・焼肉まるよし〜道の駅しかおい

ノマドマ

一本木展望タワーの絶景から岩内仙侠の清流、十勝のサウナ、鹿追の焼肉まるよしまで、快晴の空の下で過ごした詩的で濃密な一日を記録。壮大な案内板の前で星空を仰ぎ見た夜も忘れられない旅。
よろしければ、一緒に旅気分を味わってみてください。

2025年春の北海道車中泊の旅(Part13)
5日目:2025/06/25
運転時間:約3時間30分 走行距離:約130km

目次

一本木展望タワーの絶景を独り占め

快晴の朝。4時に道の駅なかさつないで起床。昨日の満天の星が、今朝の美しい朝日を予感させていた。歯を磨いて、寝床を1分で撤収し、4時10分に出発。

快晴の早朝、道の駅なかさつないを出発後に見た川沿いの朝日。水面に黄金色の光が反射し、静かな川と茂みが輝いている。
川面に映る黄金の朝日

4時35分、一本木展望タワーの駐車場に到着。整備された駐車場ではなく、山のスペースに車を停める。

一本木展望タワーの駐車場として使われている山のスペースに停めた白い軽バン。周囲は緑に包まれ、未舗装の地面に落ち葉が散らばる。
周囲は緑に包まれ、未舗装の地面に落ち葉が散らばる

階段150段を上り、東屋を通過。そこにも熊出没注意の看板。さらに階段を上り、タワーの螺旋階段を100段。前回よりもペースが上がって息切れなしで最上部へ。

一本木展望タワーを見上げる構図。青空を背景に、木々に囲まれた細長い木造の展望タワーが空高くそびえ立つ。手前には丸太の階段が続いている。
一本木展望タワーに到着

木漏れ陽に照らされた絶景が、今朝のご褒美。空気が澄んで、まるで全身が洗われるようだった。5時12分に下山。駐車場を5時23分に出発した。

一本木展望タワーから見下ろす、木漏れ陽に照らされた十勝平野の絶景。緑の畑や森が広がり、遠くの山並みが青く霞む中、清々しい空気が漂う。
木漏れ陽に照らされる十勝平野の絶景

岩内仙侠、緑と水と静けさ

途中で見かけた「岩内仙侠」の看板が気になり、寄り道する。5時45分、岩内仙侠の駐車場へ。

木漏れ陽の中に佇む「岩内仙峡 入口」と書かれた木製の看板。周囲には青々とした草木が茂り、奥に広がる林が朝日に照らされている。
岩内仙峡の入口看板と緑の小道

車を降りた瞬間、川のせせらぎと鳥のさえずりに包まれた。もし昨夜ここにいたら、満天の星も見えただろう。

平成元年に架けられた仙侠橋を渡り、森の中を散策。新緑と川のマイナスイオンが体を包む。

新緑に覆われた山の谷間に架かる、平成元年に造られた仙侠橋。木製の床板とピンク色の手すりが印象的な吊り橋で、青空の下、森へと続いている。
新緑の中の仙侠橋を渡る

紅葉の季節に前夜から泊まって星を眺め、翌朝に紅葉を楽しむ……そんな未来も想像する。

閉館して手入れされていないログハウスの「レストハウス渓流」が惜しい気もしたが、経営するとなると大変そうやなと苦笑。朝6時半に出発。

緑の木々に囲まれた山中にひっそりと佇む、閉館して手入れされていないログハウス「レストハウス渓流」。木造の壁やテラスに年月を感じさせる佇まいが残る。
閉館したレストハウス渓流

十勝エアポートスパそらで整う

7時10分、十勝エアポートスパそらに到着。サウナ2種、札内川の16度の伏流水を使った水風呂、晴天の露天風呂で体を整える。

湯上がりの休憩所で仕事。請求書を送り、H社のアーカイブをアップ。USBの差し込み口を間違えたままでパソコンが充電されてなかったことに気づく。11時にスパを出て午前の仕事を終えた。

十勝エアポートスパそらの休憩所のカウンター席にノートパソコンを置き、窓の外に停めた白い軽バンを眺めながら作業する風景。木々に囲まれた駐車場と静かな空間が広がる。
十勝エアポートスパそらの休憩所でノマドワーク

わ〜るどのラーメンと拠点の午後

12時、ラーメン「わ〜るど」でとんこつ白湯塩ラーメンと餃子。夜営業が終わったのはやはり本当だった。

店内で提供された「わ〜るど」のとんこつ白湯塩ラーメン。白濁スープに野菜やチャーシューが美しく盛り付けられ、彩りも豊かで食欲をそそる一杯。

12時半に拠点に戻り、洗濯。請求書をもう1通送り、もち米を洗って水につけておく。1時間半の西日で洗濯物が乾き、もち米の炊き込みも大成功。16時にはノンアルと鶏おこわをいただきながら小休止。

鶏おこわごはん
鶏おこわごはん

鹿追の夜、焼肉と黒霧島

18時半、空が赤く染まり始めた。西の地平線に沈む夕日が、木々の隙間から真っ赤に顔を出し、道沿いの雲も茜色に染めていた。あまりに美しい光景に、しばらく見とれながら車を走らせる。

木々の間から真っ赤に輝く夕日が地平線に沈みかけ、オレンジと紫の雲が空を優しく染めている情景。日没の力強さと静けさが入り混じった瞬間。
木々に挟まれた燃えるような夕日。

そんな気分のまま、急に大阪屋の煮込みジンギスカンが恋しくなり、鹿追へ向かうことに決めた。19時半、夕暮れの余韻が残る中、道の駅鹿追に到着。

大阪屋は閉まっていて、迷った末に「焼肉まるよし」へ。

徒歩5分圏内に飲み屋が数軒あるのがありがたい。感じの良いバイトの娘さんが「野菜盛りは多いですよ」と心配してくれたが、サンプルを見せてもらい、もちろん注文。北海道で初の黒霧島ボトルキープ。案の定飲みきれず(笑)。焼肉とキープで6600円。鹿追のポテンシャル、半端ない。定宿に決定だわ。


道の駅しかおいの壮大な案内板

21時半に店を出て、セブンで氷とデザートを調達。道の駅のベンチで寝転び、水中メガネみたいに両手で街灯を遮ると、昨日ほどではないが星空が見えた。

夜の鹿追の道の駅に設置された観光案内板。ライトアップされたマップには、山脈と広がる田園のパッチワークが描かれ、まるでユーラシア大陸の冒険マップのような壮大な雰囲気が漂う。
鹿追の冒険マップ

道の駅の案内図が、まるで「ユーラシア大陸」の説明みたいに壮大で笑った。山並みとパッチワークの大地に、案内板の照明が映画みたいで、「今宵、あなたはこの地を旅する冒険者です」的な雰囲気にやられる。

蚊に刺されまくったが、ムヒで鎮静化。22時45分、就寝準備。

車内に敷いた寝具と枕、簡易テーブルや荷物が整然と並び、カーテンで仕切られた空間が旅人の寝床になった車中泊の様子。小さな空間に工夫が詰まった快適な寝床が広がる。
今夜の車中泊スタイル

鹿追、インディーズやけど主役張れる町やな。

ほな、また!

今回訪問したところ

一本木展望タワー

一本木展望タワーは、中札内村の西札内地区にある一本山という山の上に位置しています。標高はそれほど高くありませんが、小高い丘の上にあるため、周囲の景色を遮るものがなく、360度のパノラマを楽しむことができます。

岩内仙侠

岩内仙峡は、美しい自然の中で紅葉を楽しめるだけでなく、様々なアクティビティも楽しめる魅力的な場所です。

十勝エアポートスパそら

とかち帯広空港から車で15分。
天然モール温泉、本格フィンランド式サウナでリラックス。
ノマドワークにもおすすめ。

Noodle&Kitchen わ~るど

帯広を訪れるたびにほぼ毎回立ち寄るお気に入りのお店です。
※2025年5月31日、夜の営業は休業されています。

焼肉まるよし

もともとは精肉店で、ご主人が亡き後も娘さんたちに支えられて何とかやって来たという。人気の牛タン、ミノ、サガリ、カルビなど、ちょっと甘めで濃い味のタレも、今ではすっかり地域に馴染んだ味。

道の駅しかおい

「しかおい」国道を利用する様々な人々に、花で飾った町並みのフラワーロードが迎え入れ。
休憩時には、隣接する神田日勝記念美術館での芸術鑑賞も楽しみ。
人と花、そして文化が交流し、また立ち寄りたい道の駅。
周辺には、体験観光や地元産の農産物を提供する農村レストランやファームインでの食事や宿泊で満喫出来そう。

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