道の駅苫前ふわっと〜羽幌〜初山別〜天塩〜ノシャップ岬~稚内〜宗谷岬〜猿払〜枝幸〜雄武〜紋別〜網走
風のオロロン、光のオホーツク
2025年春の北海道車中泊の旅(Part12)
4日目:2025/05/27 運転時間:約8時間30分 走行距離:約350km
風の音とペンギンの像と
4時起床。道の駅苫前ふわっと。結露もない静かな朝。 羽幌へ向かう途中、やたらと目につく風車とペンギンの像。
気になって調べたら──どうやらこの辺りの天売島にいるウミガラス、鳴き声が「オロローン」で、見た目がペンギンに似てるらしい。

それでこの道路も「オロロンライン」。なんちゅう詩的な由来や。
岬の湯で見た夢の景色
道の駅しょさんべつに着いたのは5時過ぎ。

ここ、温泉もあるし、キャンプ場も灯台もあるし、天文台もある。なにより海の中に立つ鳥居が印象的すぎる。
コテージの脇から海へ下る木の階段を歩くと、そこには金比羅岬。神様もここに来たくなるわけやな。

利尻、礼文、サロベツ─北へ
雲の切れ間から一筋の光。幻想的やった。気がつけば、遠別→天塩→幌延→豊富へと北へ。

途中、オトンルイ風力群がそびえたち、「北緯45°モニュメント」で記念撮影。萌える天北オロロンルートという名に偽りなし。

風の岬、そして最北の地
稚内を抜け、ノシャップ岬へ。風、強すぎ。景色、最高。

9時40分には宗谷岬。何度来てもここは特別な空気やな。風でクルマが揺れるほど。やけど、空は青く澄んでた。 北の終点に立ったあと、東へ進路を取った。

オホーツクホタテロードの誘惑
猿払→浜頓別→枝幸へ。ウスタイベ千畳岩でちょい仕事。


道の駅で「ほたてラーメン」と「礼文島こんぶ焼酎」。こんなもん、美味いに決まってる。ああ、利尻富士が遠くに見えてる……。

廃線跡に残る、暮らしの記憶
雄武から興浜南線の廃駅・おこっぺへ。列車に無料で泊まれる粋な道の駅。南米系の家族が列車の中でくつろいでた。こういう旅の形もええな。駅舎を眺めながら、自分の中にも少しだけ旅情が芽生える。


湯と夕陽とサロマ湖
湧別の温泉「チューリップの湯」で整い、風呂あがりに「中尾鳥(シマエナガドリ)キーホルダー」を発見して即買い(笑)。
バックミラー越しに、燃えるような赤い夕日が映った時、なんか知らんけど少し泣きそうになった。

今日の終点、網走
夜8時過ぎ、道の駅流氷街道網走に到着。「おふくろさん」が閉まっててセブン飯になったけど、それもまた旅やな。車内で軽く晩酌。今日はもうN3Bはいらんぐらい、あったかい夜やった。

今日のノマドマのスナップ
