高槻城北通り〜伏見・寺田屋〜琵琶湖湖西〜海津大崎〜長浜〜敦賀港
伏見の桜、寺田屋、琵琶湖の夕景、敦賀まで
2025年春の北海道車中泊の旅(Part11)
初日:2025/03/31 運転時間:約6時間15分 走行距離:約220km
高槻から伏見へ、静かな歴史の入り口</h3>
6時45分に起床。湯船に浸かって軽く体をほぐしてから、10時20分に車で出発。今回は下道オンリーでのんびり行くつもりやった。高槻城北通り商店街を通ったのが12時7分。平日の昼前でも人通りが多い。シャッター通りじゃなく、まだちゃんと「生きてる商店街」やなと感じた。
12時22分、京都府に入り、大山崎の高速入り口を横目にそのまま下道を進む。12時30分には京都市街に。空は春らしく、うっすら霞んでいた。12時42分に横小路で外環状線に入って、ファミマ京都伏見横小路店で小休止(550円分)。コーヒーとパンを買って軽く腹ごしらえ。少しずつ京都の町に入っていく感じが、なんや胸をくすぐる。
寺田屋激戦。幕末の風に触れた午後
13時ちょうど、伏見の京阪中書島駅のあたりに差しかかる。寺田屋に向かってみたが、タイムズは満車。さすが観光地の平日、気が抜けん。少し先にあった三井のリパークに駐車(220円)。
伏見の町を歩くと、細い路地に風が抜け、ちょうど桜が咲き始めたところ。満開にはまだ早いが、京橋のあたりにはちらほらピンクが揺れてた。十石舟が静かに水を渡っていて、その音がとても柔らかく響く。
寺田屋は相変わらず静かな佇まい。でも、そこに立つとやっぱり少し背筋が伸びる。坂本龍馬やお龍のこと、そしてここで起きた騒動を想像すると、時間の厚みを感じる。

このエリア一帯が、ただの観光スポットじゃなく、「残しておきたい町並み」なんやなと思った。京都の“本気の路地”を歩いた気がする。
琵琶湖が見えた瞬間、あの頃の記憶が蘇る
13時25分に出発。京阪から再び車に戻り、24号線を北上。十条から稲荷山トンネル(無料区間)を通って、14時3分。161号線に出た瞬間、トンネルの先に琵琶湖がどーんと現れる。思わず声が出た。
ああ、この感じ。前回のビワイチ(秋)の旅が頭をよぎる。今日は海津大崎を目指してるけど、桜には少し早かったかもしれん。でも、春の琵琶湖はやっぱりええ。

14時20分、道の駅 妹子の郷で休憩。トマト(300円)を買う。小ぶりやけど甘くて旨かった。そこからさらに北上し、15時に白髭神社前のセブンイレブンでバナナとちくわを買う。湖岸の桜は……まだつぼみやな。
桜前線には早かった海津大崎、それでも
15時45分、マキノ追坂峠の道の駅で軽くご飯。そのまま北上して16時15分、ついに海津大崎へ。やっぱり桜はまだ。咲いてへん。でも、それでもこの湖岸沿いの道を走るだけで、十分に価値がある。

記憶の中のあの秋とは違うけど、同じ場所を季節を変えて訪れるって、贅沢なことやと思う。
長浜を抜け、夕陽とともにフェリーへ
16時25分長浜入り。夕暮れが近づく。16時45分、セブンイレブン西浅井塩津店で船旅用の食料を買い足す(2,500円分)。道の駅塩津海運あじかまの里に寄ったけど、17時前で店じまいモード。
17時35分、豊公園近くの駐車場に停めて、トイレを借りつつ琵琶湖の夕陽を撮影。空がピンクと金に染まっていく。ここまで走ってきた甲斐があった瞬間やった。

18時10分、静ヶ岳を通過して8号線へ。福井県に入ったのが18時33分。敦賀フェリーターミナルには18時55分着。パソコンを開いて、新規案件の整理作業。陸での最後の仕事や。
「すいせん」に乗り込み、海の上の静寂へ

20時30分、フェリー「すいせん」が到着。待合室で仮眠しながら時間を潰し、23時15分から乗船。ベッドはA2-65。完全個室ではないけれど、車中泊とは比べ物にならん快適さ。
電源もとれて、荷物の整理とスマホの充電もばっちり。1時くらいまでネットも繋がっていたけど、そのあとは完全に海の上の世界。情報も音も届かない、静けさの中へ。
おやすみなさい。ほな、また明日!
本日のノマドマのスナップ
