帯広~道の駅夕張メロード~支笏湖ビジターセンター~帯広
夕張メロン熊の衝撃と支笏湖では安定のいももち
2024年夏の北海道車中泊の旅(Part7)
4日目:2024/08/09
道の駅夕張メロード:メロン熊とメロン大福の衝撃
朝5時、帯広の拠点で目を覚ます。寝ぼけた頭を振り払いながら、「今日もいくで!」と気合を入れる。まずは洗濯。これが案外、旅の中で重要なタスクだったりする。回る洗濯機を眺めながら、今日はどんな一日になるか想像を膨らませる。「まあ、食って走って楽しむ。それだけや」とひとりごちる。
6時半、朝食タイム。バナナにモズク、玉子焼き、ヒジキ、キュウリの酢の物、ポテサラという健康的なラインナップ。「おいおい、これは栄養バランスが良すぎるやろ」と苦笑いしながら、しっかり腹ごしらえ。これだけで1日戦えそうな気がする。
7時15分、洗濯物を干して車を走らせる。北海道の広大な景色を眺めながら、下道をひた走る。10時、道の駅夕張メロードに到着。「さて、メロンの聖地で何を楽しむか」とワクワクしながら駐車場に車を停め、売店に突撃。
店内を歩いていると、目に飛び込んできたのは「夕張メロン食べ放題3,300円」の看板。魅力的な響きではあるが、どこかで「違うな」と感じてしまう自分がいる。
確かにメロンを好きなだけ食べられるのは夢のようだが、どうにも「量より質」派の自分にはピンとこなかった。「3,300円分もメロンを詰め込んだら、後で自分がメロンになるんちゃうか」と苦笑いしながら通り過ぎる。
その代わり、カットメロン一切れ500円に目が釘付け。「これだ」と迷わず注文し、一口食べると、甘さとジューシーさが口いっぱいに広がる。種の近くに残った果肉までスプーンでこそぎ取り、最後の一滴まで楽しむ。「3,300円じゃなくて、この一切れ500円の幸福感で十分や」としみじみ思う。
さらに向かったのは、前回から気になっていた「メロン大福」。あの時の迷いを今回は一切持たずに購入。「やっぱりこれを食べずして帰れない」と意気込んで車内で一口。餅の食感とメロンのジューシーさがまるでデュエットを奏でるようだ。「これ、どこまでズルいんや!」と声が漏れる。
メロン食べ放題も悪くないが、今日はこのカットメロンとメロン大福のコンボが正解だったと確信。
支笏湖:観光地の喧騒といももちの誘惑
12時、支笏湖の国立駐車場に到着。車を降りると、観光客の多さに驚かされる。「おいおい、ここは都会か?」と突っ込みたくなるほどだ。周囲を見渡すと、カメラを構える人々、湖畔を歩くファミリー、そしてどこかから聞こえる外国語。「いかにも観光地やな」と肩をすくめながら、目当ての「いももち」を探す。
これ、前回屈斜路湖で食べてからすっかり虜になった逸品。揚げいもとチーズいももちを買い、早速その場で頬張る。サクッとした衣の中にもちもちの食感と香ばしいチーズの旨みが広がる。「これ、全国展開してくれ」と本気で願うレベルだ。
ただ、支笏湖の雰囲気は少し落ち着かない。観光客の波に飲み込まれそうになり、「まあ、いももちを食えたからいいか」と早々に退散を決める。
帯広に戻り、雨音をBGMに晩酌
夕方、拠点に帰還。車も今日はよく頑張った。17時20分には洗車を終え、453キロを走り抜けた愛車に28.5リットルのガソリンを給油。「お疲れさん」と心の中で労いながら、ダイイチで晩ごはんの買い出し。雨が降り出す中、静かな夜が訪れる。
18時半、晩酌スタート。ビール2本にチューハイを開けて、きんぴらゴボウ、玉子焼き、豚のサガリともやし炒めをつまむ。窓の外では雨音が優しく響いている。「これぞ至福の時間やな」とほろ酔い気分でしみじみ思う。雨が旅の終わりを少しだけ特別なものにしてくれる。
今日の走行距離と食べたものを振り返りながら、「明日は遠出を控えてのんびりするか」とビールを流し込みながら決めた。拠点の整理や休息をとりつつ、次の旅に備える予定だ。
ほな、また明日!
今回訪問したところ
道の駅夕張メロード
支笏湖ビジターセンター







