【北海道#5-3】新得~サホロ ベア・マウンテン~然別湖の湖底線路~帯広

ノマドマ

北海道十勝での3日目の車中泊旅を記録!サホロベア・マウンテンでヒグマと遭遇、神秘の然別湖、道の駅おとふけでの車中泊体験まで。北海道の自然と魅力を満喫する旅の記録。
よければ、一緒に旅気分を味わってみてください。

新得~サホロ ベア・マウンテン~然別湖の湖底線路~帯広

目次

野生のクマが至近距離に!サホロベアマウンテン

2024年6月初夏の北海道車中泊の旅 Part5
3日目:2024/06/14

おとふけ車中泊からの拠点作業と新得そば

2024年6月14日(金)道の駅おとふけで5時に目覚め、窓の外を見ると一面に霧が立ち込めていた。ひんやりとした空気を感じながら5時半に出発する。

道の駅おとふけ(なつぞらのふる里)の情報

項目詳細
名称道の駅おとふけ(なつぞらのふる里)
住所北海道河東郡音更町なつぞら2番地(国道241号沿い)
TEL0155-65-0822
休館日年末年始(12月30日~1月3日)
開館時間9:00~19:00
トイレの利用時間24時間利用可能
駐車台数大型車22台、普通車216台
ホームページアドレス公式サイト
特徴地元食材を活かした飲食店、農産物・特産品直売所、「なつぞら」再現エリア
どのような施設があるか飲食店、直売所、キッズコーナー、多目的ルーム、なつぞらエリア
周辺の観光地柳月スイートピア・ガーデン、十勝大橋、十勝川温泉、家畜改良センター、鈴蘭公園

※2024年6月現在の情報です。施設の詳細やイベント情報は公式サイトをご確認ください。

あわせて読みたい
【道の駅おとふけ】なつぞら聖地巡礼&絶品グルメ!子連れも楽しめる音更町の人気スポット 「旅のスイッチを入れる場所 ― 道の駅おとふけ」 月イチで帯広から旅に出るようになって、気づけばスタートとゴールがほぼ固定されてきた。道の駅おとふけ。朝は「おは...

次回のピーチのチケットを手配しつつ、セブンイレブンに立ち寄って朝食を調達。エビマヨおにぎりにどら焼き、菓子パン、たまごロールと少々カロリー過多なチョイスだが、早朝の空腹にはちょうど良い。8時に拠点へ到着。霧が晴れる中で作業を開始する。

拠点ではセリアで購入した銀マットを地下貯蔵庫に貼り付ける作業を行う。

断熱性の高い銀マットは、地下室の温度管理に役立つ頼れるアイテム。

10時13分には再びセリアで追加の買い物。作業を一段落させ、10時40分に出発する。

昼食は新得町で鴨そばせいろとごぼう天

昼食は新得町にある「そばの館」へ。ここは以前の旅でも訪問した。

12時半に到着し、今回は迷うことなく「ゴボウ天」と「鴨そばせいろ」を注文。

ゴボウ天は揚げたてで、香ばしさとシャキシャキ感がたまらない。鴨そばせいろは鴨の旨みがぎゅっと詰まった濃厚なつけ汁がそばによく絡む。

「ゴボウ天」と「鴨そばせいろ」
「ゴボウ天」と「鴨そばせいろ」
レジ前の商品群
「そばがら枕」をまた購入する

さらに、拠点用に「そばがら枕」を購入する。前回も購入したので、これで合計4個所有したことになる。

サホロ ベア・マウンテンで熊との出会い

サホロ ベアマウンテンの顔ハメ看板
サホロ ベアマウンテンの顔ハメ看板

13時には「サホロ ベア・マウンテン」へ向かう。ここは、自然の中で野生の熊を観察できる国内でも珍しい施設だ。

受付を済ませ、「ベアウォッチバス」に乗り込む。特別に設計されたこのバスは、熊が間近に迫っても安全が確保されており、子供連れの家族や観光客にも人気が高い。

ベアウォッチング バスとバスのりば
ベアウォッチング バスとバスのりば

しばらく進むと、視界の中に大きなヒグマの姿が見えた。熊は森の中で静かに歩き回り、ときおり木の実を探す仕草を見せる。

自然体の動きには迫力がありながらも、どこか優雅さが漂う。バスの中から観察していると、熊がこちらを見上げる瞬間があったりする。

人間が作り出す人工的な環境ではなく、熊本来の姿をそのまま見ることができるのは感動的だ。サホロの大自然が熊たちの生活を支えていることに敬意を抱く。

草木をじゃれる熊
草木をじゃれる熊
水たまりに向かう熊
水たまりに向かう熊
水遊びをする熊
水遊びをする熊

飼育下のヒグマは、野生の個体よりも長寿であることが知られている。

これは、自然界での厳しい競争や食料不足、外敵、病気、怪我といったリスクが軽減されるためである。

たとえば、野生のヒグマの平均寿命は約20年程度とされているが、飼育下では30年以上生きることも珍しくない。

サホロリゾート ベア・マウンテンのクマたちも例外ではなく、最年長の「キャンタ」や「コウジ」「コウタ」は32歳と、野生では稀な高齢に達している。

こうした長寿の背景には、施設内で十分な食事と医療が提供されていることや、天敵や厳しい環境から保護されていることがある。

また、ベア・マウンテンのような施設では、クマたちがストレスなく過ごせるよう広い敷地や自然に近い環境を整え、彼らの行動を観察・研究する場としても役立っている。このような環境が、クマの長寿に大きく寄与していると言えるだろう。

WILD GEESE
【北海道】サホロ ベア・マウンテン:北海道でヒグマと自然を間近に体験できる人気観光スポット | WILD GEE... 北海道新得町にあるサホロ ベア・マウンテンの魅力や楽しみ方、ヒグマを間近で体験できるユニークなアクティビティや、アクセス・施設情報、周辺観光スポットも詳しく紹介...

然別湖の湖底線路で幻想的な光景に出会う

16時には然別湖へ足を伸ばす。ここでの目的は、湖底に眠る「線路」を観に行くこと。

この線路は、昔の森林鉄道の跡が湖の水位の変動によって姿を現すものだという。湖畔に到着すると、すでに2組の観光客が来ており、それぞれ熱心にカメラを構えていた。

然別湖の湖底線路は、映画『千と千尋の神隠し』の水中に伸びる線路のシーンを彷彿とさせると話題である。

しかし、これが映画のモデルになったという公式な情報はない。この線路は、冬季に湖が凍結する前に遊覧船を陸揚げするためのもので、観光用に設置されたものではない。

そのため、映画のシーンを連想させるものの、直接的な関連性はないと考えられる。

然別湖の湖底線路
然別湖の湖底線路

湖底線路の、その佇まいにはどこかロマンを感じる。と言いたいところだか、実際の現場にいくと、期待値が大きかった分、なんとも微妙な気持ちになる。

ガイドブックなどでは、湖面に映る青空とのコントラストの美しい写真をよく見る。それを期待していたのだが。

あいにく、この日は曇り空で青空との対比を楽しむことはできなかったものの、霧が立ち込めることで、神秘的で幻想的な景色を味わうことはできた。これはこれでいいのではないか。

晴天時の湖底線路(2025年版)

晴天の下、然別湖に続く湖底線路が透き通る水に映える
2025年の訪問では透明な湖水に沈む線路がくっきりと姿を現した。

2024年に訪れたときは濃霧だった然別湖の湖底線路。2025年の訪問では見事な青空が広がり、透明な湖水に沈む線路がくっきりと姿を現した。(2025年7月追記)

日常を整える買い物と拠点でのリラックスタイム

17時15分にはニトリに立ち寄り、拠点の窓に合う遮光カーテンを購入。18時には拠点に戻り、すぐにカーテンを取り替える作業に取り掛かる。窓周りが整うと、拠点全体が一段と居心地の良い空間に変わった。

夜は20時に「はま寿司」で食事を楽しむ。回転寿司ならではの気軽さと豊富なネタが満足感を与えてくれる。

いくら
いくらなどをいただく

帰りがけにダイイチに寄り、ビールやパストラミビーフ、そしてどら焼きを購入。

拠点に戻り、シャワーを浴びて一息つく。畳の上に腰を下ろし、冷えたビールを片手に過ごす時間は、何物にも代えがたい。この日は拠点で眠ることに決め、快適な空間で1日を締めくくった。

ほな、また明日!

今回訪問したところ

[道の駅おとふけ なつぞらのふる里

十勝の玄関口に位置する大型道の駅。地元産品や特産グルメが多彩に揃い、NHKドラマ「なつぞら」をテーマにした展示施設やフォトスポットも充実。広いフードコート、直売所、キッズルームや屋外広場など設備が整い、一日楽しめる地域交流拠点です

新得そばの館

自家農園で収穫し石臼で製粉したそばを使い、本格手打ちの新得そばが味わえる専門店。そば打ち体験や「そばソフト」などのオリジナル商品も人気。そば通はもちろん観光客にも好評のグルメ施設です
私はここで「そばがら枕」を大小あわせて4個購入しました。

サホロリゾート ベア・マウンテン

北海道新得町・サホロリゾート内にあり、広大な敷地でエゾヒグマを間近で観察できる日本初の体験施設。遊歩道やウォッチングバスから、自然な姿のクマたちを安全に見学可能。家族連れに人気の観光スポットです

湖底線路(然別湖)

然別湖の湖畔に沈み込む線路がSNS映えスポットとして話題。実は遊覧船を陸上げするための線路で、透明度の高い湖水と相まってアニメの世界のような光景が広がります。見学は5月下旬~10月下旬ごろが最適です

はま寿司 帯広西店

全国展開の回転寿司チェーン帯広西店。100円台から手軽に新鮮な寿司を味わえ、期間限定フェアメニューや多種類のサイドメニューも充実。駐車場、キャッシュレス決済完備で気軽に利用できます

関連リンク

あわせて読みたい
【北海道の旅#5アーカイブ】2025年6月・車中泊まとめ 除湿対策に始まり、ハイゼットカーゴの快適化、道の駅での車中泊。釧路湿原や屈斜路湖まで足を伸ばし、湯巡りとグルメも満喫。ヒグマとの対面、アイヌ文化との対話。仕...
あわせて読みたい
【北海道#5-1】帯広の拠点の湿気対策と車中泊仕様 2024年6月、北海道帯広での拠点作りを詳細レポート!関空から帯広への移動、水浸しになった床下収納の清掃、除湿器と断熱材の設置、さらにハイゼットカーゴの車中泊カス...
あわせて読みたい
【北海道#5-2】帯広拠点から、いつもの道の駅おとふけで車中泊 2024年6月、北海道帯広を拠点に道の駅おとふけで車中泊!ハイゼットカーゴでの寝具天日干し、快適な車内空間作りの工夫、帯広グルメも満喫。車中泊のリアルな様子と旅の...
あわせて読みたい
【北海道#5-3】新得~サホロ ベア・マウンテン~然別湖の湖底線路~帯広 北海道十勝での3日目の車中泊旅を記録!サホロベア・マウンテンでヒグマと遭遇、神秘の然別湖、道の駅おとふけでの車中泊体験まで。北海道の自然と魅力を満喫する旅の記...
あわせて読みたい
【北海道#5-4】明野ヶ丘公園~尺別ロケ地~釧路湿原~達古武キャンプ場~ 2024年6月、北海道帯広から釧路湿原への4日間車中泊旅の全貌!金刀比羅さんの碑、阿寒湖、旧二宮尊親邸、浦幌モデル牧場など見どころ満載。釧路湿原の雄大な自然を満喫...
あわせて読みたい
【北海道#5-5】釧路湿原から屈斜路湖のコタン温泉~和琴温泉~池の湯温泉~阿寒ホテル天空ガーデンスパ... 2024年6月、北海道車中泊旅5日目。釧路湿原から屈斜路湖へ、夢ヶ岡展望台、コタン温泉、和琴温泉、池の湯温泉で湯巡り満喫。コタンアイヌ民族資料館でアイヌ文化に触れ...
あわせて読みたい
【北海道#5-6】快適性アップ!帯広拠点改造~除湿器ハイブリッド購入~豚丼自炊 2024年6月、北海道帯広の車中泊拠点を快適化!シャープハイブリッド式除湿機や畳、ジョイントマットを導入し、梅雨対策と湿気対策を徹底。ノマドワーカーの快適な旅と仕...
あわせて読みたい
【北海道#5-7】最終日の帯広「じんぎすかん北海道」から馬車BARと六花亭 2024年6月、北海道旅の最終日。帯広で「じんぎすかん北海道」を堪能し、馬車BARや六花亭本店を散策。旅の終わりを惜しみつつ、新千歳空港での食事を経て関西へ。北海道...

おすすめ記事

あわせて読みたい
旅ログ期間別一覧 日本を車中泊で旅した記録を、期間別にまとめました。思い出のルートや出会いを一緒にたどってみませんか。 2025年の旅ログ期間別一覧 【北海道の旅#15アーカイブ】2025...
あわせて読みたい
WILD GEESEについて ― 毎月、北海道に通う車中泊の旅ログ 息子の受験をきっかけに始まった、帯広への車中泊の旅。LCCと、北海道で手に入れた軽バンを相棒に、旅は今も続いています。いまでは北海道に限らず、全国をめぐりながら...
軽自動の車中泊を簡単シンプルに実現する方法!
シン・軽バンライフとは軽自動車で軽く非日常を楽しむ
あわせて読みたい
自由なワーケーション:軽バン車中泊で全国ノマドワーク 日本の軽バンライフでワーケーションとノマド旅を満喫!北海道を拠点に全国を巡る移動オフィス&ホテル、バンカスタムの魅力を紹介。 週末の軽バンライフを始めたきっか...
created by Rinker
¥64,900 (2025/08/28 12:08:57時点 楽天市場調べ-詳細)
あわせて読みたい
軽自動車で車中泊!フラット化を難易度別に徹底解説 初心者も安心!簡単で低コストなフラット化の方法や便利アイテムを紹介 軽自動車で車中泊を楽しみたいけれど、「がっつりDIYをするのはちょっと……」という方に向けて、...
あわせて読みたい
軽自動車紹介 車中泊に使用している軽自動車 車中泊に利用している車を紹介するよ! ダイハツ ハイゼットカーゴ(クロ) 初年度登録:2013年9月1日購入時の走行距離:135000km超購入...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次