とかち帯広空港到着 – 26度の涼しさに驚く
2025年8月2日 13時12分、とかち帯広空港に到着。外は小雨が降っていて、気温は26度。1週間前の38.8度と比べると全然違う。最高気温が26度なんて、関西の感覚からすると信じられない涼しさだ。

とかち帯広空港ターミナルビル。十勝の玄関口として親しまれている
空港では息子が迎えに来てくれた。帯広に移住して1年半になるが、顔つきも少したくましくなった気がする。

道の駅なかさつない – Wi-Fi環境も抜群
13時45分、道の駅なかさつないに到着。ここでも思わずWi-Fi環境をチェックしてしまう習性が(笑)。直売所アンティのフリーWiFiで速度測定すると、下り209Mbps、上り125Mbpsという驚異的な数値!道の駅でこの速度は素晴らしい。
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奥さんと息子と一緒に、併設されているビーンズ邸を見学することに。息子は帯広に移住して1年半になるが初めての訪問らしい。地元にいても案外行かない場所ってあるものだ。
ビーンズ邸 – 豆をこよなく愛する架空人物の家
ビーンズ邸は道の駅なかさつないの敷地内にある、豆や農業に関する資料館だ。建物は昭和27年に建築された旧農林省馬鈴薯原原種農場(帯広市幸福)の事務所を移築したもので、青い屋根と白い壁のコントラストが美しい。

館内は豆をこよなく愛する架空の人物「豆畑拓男氏(ビーンズ氏)」の家という面白い設定になっている。家の中をめぐりながら豆に親しみ、豆に関する様々な資料を見学することができる。豆料理講習会などのイベントも開催されているそうだ。
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開拓記念館 – 明治時代の「ワクノウチ造り」住宅
隣の開拓記念館は改修中だったが、見学はできた。この記念館は明治時代に富山から入植した農家が昭和63年まで実際に使用していた旧開拓農家住宅で、平成4年に現在の場所に移築・復元された貴重な歴史的遺産だ。
建物の最大の特徴は、豪雪地帯の北陸地方に古くから伝えられている「ワクノウチ造り」という建築様式。吹き抜けの居間は冬の屋根の雪の重みを支えるための一対の太い大黒柱と横梁を中心に、井桁状に柱が組まれている。建物へのアクセスには青い手すりのスロープが設置されており、バリアフリーにも配慮されている。

内部は当時の生活用品や農具などが展示されており、開拓者たちの暮らしぶりを垣間見ることができる。畳の部屋には囲炉裏もあり、厳しい北海道の冬を乗り越えた先人たちの知恵を感じられる。奥座敷の書院造りや欄干の装飾からは、当時のこの農家の豊かな暮らしぶりが伝わってくる。

十勝の開拓史について詳しく学べる貴重な施設で、改修工事が完了すれば建物もより良い状態で見学できるようになるだろう。
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家族で巡る北海道の魅力
息子と一緒に地域の歴史に触れる時間は特別だった。彼が移住した十勝という土地の成り立ちを知ることで、この地域への理解も深まった。
道の駅なかさつないは、ただの休憩施設ではなく、十勝の歴史と文化を学べる場所でもある。Wi-Fi環境も抜群で、ゆっくりと時間を過ごすのに最適な場所だった。
次回はもう少し時間をかけて、周辺の観光スポットも巡ってみたい。