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老舗「大阪屋」は、地元に鹿追愛される煮込みジンギスカンとホルモンの専門店

前回も、前々回もフラれた。
だから、のれんがかかっていたこの日、思わず「よしっ」と声が出た。
鹿追町の「大阪屋」。
その暖簾の向こうに、思わぬ猛暑と、思いがけない旨さが待っていた。
店内に冷房なし、38.8度の夜
日中の帯広は38.8度。
観測史上3番目の暑さだったらしい。
そんな日になぜか開いていた大阪屋。
入ってみると──冷房、なし。



それでも、ビールを頼んで、煮込みジンギスカンとホルモンを注文。
鉄鍋の湯気と自分の汗が一緒になって、目がしみる。
一味で味を変えながら、がっつり食べた。
……たまらん。

じゅわっと広がる肉の旨みと、ピリッとした刺激がたまらん!
隣のおじさん、テレビでは大の里
ふと横を見ると、ご飯と味噌汁で、ジンギスカンを食べているおじさん。
あ、これもアリやな……と、しみじみ思う。
テレビでは、ちょうど大の里と一山本の結びの一番。
扇風機の風がカウンターの方だけで回っていた。

店名の由来は大阪出身
店の名前「大阪屋」は、先々代が大阪出身だったから。
そして、先代は筋金入りの阪神タイガースファン。(by スナック我が家のマスター談)
まさか北海道の真ん中で、こんな“関西の血”に出会うとは。
煮込まれたのは肉だけじゃなかった
汗だくで煮込みジンギスカンを食べながら、じんわり何かが沁みていった。
たぶん、煮込まれていたのは、肉だけじゃなかった。
自分の中の、どこかざらついた部分も、この鍋と一緒にやわらかくなっていた気がする。
大阪屋基本情報
昭和32年創業の『大阪屋』は、鹿追町で長年続くジンギスカンの名店。特徴は焼きではなく“煮込み”スタイルのジンギスカン鍋で、特製の鉄鍋でジンギスカンとホルモン、野菜、豆腐を一緒に煮込む西十勝エリア独特の「ホルジン」文化を今に伝えています。
たれは甘辛くなくあっさり系で、肉も柔らかく仕上がる点が魅力。仕上げに煮汁を吸わせて食べるうどんも名物です。
地元客や観光客にも親しまれ、長く愛されている一店。現金のみ対応、駐車場完備、昼夜営業の大衆店です。
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | 大阪屋食堂 |
住所 | 北海道河東郡鹿追町栄町1丁目9 |
電話番号 | 0156-66-2115 |
営業時間 | 11:00~14:00、16:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 月曜日 |
ジャンル | ジンギスカン・ホルモン |
支払い方法 | 現金のみ、カード・電子マネー不可 |
駐車場 | あり |
予約 | 可(混雑時は要確認) |
座席 | 座敷・個室あり |
平均予算 | ランチ~1,000円/ディナー~3,000円 |
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